学級通信は手書き?パソコン?いや、iPadでしょ。

学校
スポンサーリンク

こんにちは。よよパパです。

教員のみなさん、学級通信って書いてますか?

書く派の人、書かない派の人、それぞれいるかと思います。

僕は書く派です。めんどくさいけど、仕事量増えるけど、書く派です。

書く派とか言っちゃってるけど、書くのは月に1、2回。

10年以上担任やって最高は年に30号程度です。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

ただでさえ忙しいのにそんな+αの仕事するのしんどいよぉ

よよパパ
よよパパ

そうだよね。

今回は忙しい先生にもおすすめなiPadを使って学級通信を作る方法やメリットを紹介するよ。


学級通信の意義~必要か不要か~

よよパパ
よよパパ

これに関しては色々考えはあるだろうけど、書いた方が教育的なGIVEは与えられると思っています。理由としては、

  • 言葉だけでは伝えきれない事を子どもに伝えることができる。
  • 言葉では連絡や指導が入らない子どもに伝えることができる。
  • 言葉で伝えた事を+αで伝えることができる。(褒めた時は特にGOOD!)
  • 保護者が学校の(クラスの)様子を知ることができる。
  • 保護者にも教師の考えや連絡を伝えることができる。

もちろん忙しい学校業務の中で学級通信を書くことは負担になります。

でもやはり発行して読んでいるときの子どもの顔、行動の変化、保護者からのフィードバックなどを考えると教育的効果は非常に高く、

「出さないよりは出した方がいい」という結論に僕は至りました。

もちろん業務の優先事項は考えなければなりませんが…


学級通信の大きな壁「いつ書くのか」

校種を問わず、教師は多忙です。

小学校は1日中授業をしなければならず空き時間がほぼありません。

中学校、高校は空き時間はあるものの生徒指導や部活動があります。

ここでは中学校の場合を紹介していきます。(空き時間のない中で学級通信を出す小学校の先生すごい…)

書くタイミングとしては

・授業のない空き時間

・休み時間

・隙間時間

落ち着いて時間を取れる授業以外の空き時間が一番ペンが進みますが、空き時間にはなるべく「絶対やらなければならない仕事」を先にしたいもの。授業や学年、学校の仕事を優先したいです。

そう考えると他の時間。

「休み時間」や「隙間時間」を利用したいところ。


手書き?パソコン?それぞれのメリット・デメリット

今の時代、僕の学校を見渡してみると9割の教員がパソコンで学級通信を書いています。まぁその方が早いですもんね。編集も自由にできるし。僕も1年目はパソコンで書いていました。

で、2年目からひょんな事で手書きの学級通信を出してみました。

すると子どもたちの食いつきが全然違うことに気づきました。

それもそのはず、令和になっても紙文化の学校。帰りには大量のプリントが配られます。そこに同じ種類(文字)の学級通信をいれても目には留まりません。

しかし、デジタル文字の中に1枚だけ輝く手書きの字とわけわかんない絵…!子どもの目に留まらないはずがありません。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

こういうことだね!

よよパパ
よよパパ

そ、そうだね…

あとこれは感覚ですが…手書きの方が手作り感があって「先生が書いてる」感が強いんで読んでもらいやすい気がします。

また手書きは編集するのにとても融通が効きます。ここはあえて汚く…とか、筆ペンで…とか、斜めに書いてみよう…とか、子どもに題字を書かせたりもできます。※この「あえて」のイレギュラーがまた子どもの目を引く一工夫だったりもするわけです。

ただ手書き最大のデメリットは時間がかかること、修正が効かないこと。

下書きを書けば時間がかかるし、直接書けばミスをしたときにめんどくさい。構成をミスった時なんかは悲劇。

写真を貼るのもとても手間。

さらに次の年や次の周りに使い回しがしにくいこと。

続いてパソコン。

パソコンのメリットといえば「速い」こと。何度も簡単に手直しができること。字のきれいさが関係しないこと。データを保存しておけば、学年が変わったり学校が変わった時に使いまわすことができる。

デメリットとしてはパソコンがある場所でないとできないこと。手書きのような自由自在な編集ができないこと。他のプリントと見た目がほぼ一緒になってしまうこと。

まとめると…

手書きのメリット:読んでもらいやすい。編集の融通が効く。子どもも書ける。

手書きのデメリット:構成を考えなければならず書くのに時間がかかる。訂正が手間。使い回しができない。

パソコンのメリット:書くのが速い。訂正が簡単。使い回せる。

パソコンのデメリット:目に留まりにくい。パソコンがないと書けない。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

やっぱり普段の業務量を考えるとスピード重視のパソコンにしたくなるよね。

よよパパ
よよパパ

それでも僕は「自分の味」や「生徒の味」を出したくて10年間手書きで書き続けたよ。やっぱり時間はかかったなぁ…。それでも生徒の反応がすごい良くて頑張っちゃうんだよね。1年分をファイルにまとめて保管して成人式で見せてくれてた子もいて嬉しかったなぁ…

玉ねぎくん
玉ねぎくん

それは嬉しいね。でも僕、けっこう考え込んじゃう方で何回も書き直ししてしまうから紙は向いてないと思うんだよね。

よよパパ
よよパパ

僕も同じ。ただその問題をiPadが解決してくれたんだ。


辿り着いたiPadという最強武器

僕は昨年iPadを自分の仕事道具として購入し、学校現場に取り入れました。

最初の目的は授業での活用だったのですが、「ノートアプリを使って学級通信も書けるんじゃね…?」と気づき、試しに書いてみました。使ったアプリはGoodNoteという有料アプリです。

‎GoodNotes 5
‎Macを小型のデジタルペーパーとパワフルな書類管理システムに変えましょう。 GoodNotesのiPadバージョンと同じ機能をMacで使用して、いつでもどこでもあなたの好きな時間や場所で書類に作業ができます。 Macで書類を作成、読み込み、および編集 * キーボードを使ってデジタルノートの作成やテキストを入力したり...

約1000円しますが、もう50万円分くらい働いてもらってます。先にiPadのノートアプリで学級通信を書いてよかった点を挙げていくと

  • 手書きで書ける
  • 手書きなのにすぐ消せる
  • コピペもできる
  • コピーして移動もできる
  • 画像も簡単に貼り付けられる
  • クラスの様子の写真、子どもの作品の写真も携帯で撮ってAirDropですぐに貼り付けられる
  • いつでもどこでも書ける
  • 生徒にも書いてもらえる(題字や絵など)
  • 保存できるので使い回せる
  • しまいには嫁さんにまで書いてもらった(絵)

そう。つまり手書きとパソコンのメリットを総取りしてデメリットを総消ししてくれたのです…!!

特に素晴らしいのは3点。

1つはコピペ&ドラッグ機能。

パソコンでしかできないような編集が手書きでもできる。「あーこの文、ここじゃなくてもっと下に書けばよかった…」なんて思ってもすぐに移動できる。これで編集の速度は倍速になりました。

もう1つはAppleだからこそできる連携、AirDrop。

すぐに使いたい写真をiPadに送ることができる。パソコンなら撮った写真をパソコンに取り入れて…っていう作業が必要ですが、iPhone、iPadならAirDropで瞬殺。

そしてこれが一番素晴らしい、「いつでも、どこでも書ける」。

職員室で書いてもよし、教室で書いてもよし、廊下で書いてもよし、運動場で書いてもよし、部活を見ながら体育館で書いてもよし。

学級通信という「あったほうがいいんだけど業務を圧迫するし必ずしも必要じゃない仕事」を隙間時間に効率よく書くことができました。

またこの「隙間時間にやる」ことで生徒に自分が仕事をしている姿を見せられるんですね笑。僕もそうでしたが生徒は「教師は授業しかしてない」と思っているので、「あぁこうやってこんな仕事もしているんだ」って見せることは教師を理解してくれることにも繋がると思っています笑。また「何してるの〜?」と覗いてくる生徒も多く、生徒とのコミュニケーションにも繋がるし、生徒同士をくっつけるきっかけにもなったりします。

このように手書きとパソコンの両方の強さを兼ね揃えたiPad様の導入により学級通信を書くスピードは一気に向上。例年1年に10号程度しか書かなかった学級通信をその年は30号以上書きあげました。(免許更新、10年研修、3年学年主任、進路があった年でこれなので、これらがなければもっと書けた自信があります!)

学級通信ちょこっと裏技集

まずは学級通信を書くタイミング。

僕が学級通信を書くタイミングは3つあります。

1つは「行事の前後」。

いろいろな準備をして行う行事。それぞれの行事に特徴があり、輝く生徒も変われば、その行事が苦手な生徒もいます。生徒同士の新たな成長や繋がりを作ってくれる行事をより強いものにするために教師側のメッセージをいれたり、生徒や保護者に生徒の頑張りを伝えるために学級通信を使います。

2つ目は「クラスや学年に対して強いメッセージを言ったとき」。

叱った後や、褒めた後など、音声のメッセージの後に視覚的に生徒に伝えるためです。また話す時と違い、使う言葉や言い回しなどをよく考えて、吟味して書くことができるので話すときより丁寧に伝えることができます。さらに保護者にも今の集団の雰囲気や課題を伝えることもできます。

最後は「自分が学んだとき」です。

生徒が学んだことなどを学級通信に書くことは多いと思いますが、自分の学びを生徒に発信することも大切です。「大人も、教師も勉強しているんだ。成長しようとしているんだ」という姿勢を見せることもできますし、その話題をきっかけに生徒が話しかけてくれたりもします。読んだ本のまとめなんかを出した時はとても食いつきが良かったです。(その時は「スタンフォード式最高の睡眠」のまとめを書きました。)

あと、やっぱり中学生ともなると読んでくれない生徒も出てきます。その生徒らにどう読ませるかも教師の工夫のしどころです。名前を載せる、写真を載せる、作品やコメントを載せる…(個人情報の観点にはくれぐれも注意してください。)

学級通信を書くときには「クラス」という集団と「一人ひとり」という個人、それぞれにベクトルが向けられるように意識して書いています。

あとは「これ読んでおかないとやばいぞ!」っていう連絡を載せとくのも読んでもらう一つの手です。僕は懇談の日程なんかも学級通信で載せます。(保護者に手紙が渡らない家にも効果的なので。)


まとめ

色々紹介させてもらいましたがいかがでしたか。教育や教師の在り方はさまざまで多様であるべきだと思うので学級通信を出すことが必ずしも正義ではありません。しかし僕のタイプ的には出す方が「効果的」であると思いました。

ただ、やはり多忙を極める学校現場。「子どものため」「生徒のため」という使命感で「やりたいこと」は無限に溢れてきます。その中で「必ずやるべきこと」の授業準備や校務分掌の仕事の「合間をぬって、効率よく、読んでもらいやすい」学級通信を作るのにiPadはとても効果的でした。iPadとApple PencilとGoodNote。決して安い買い物ではありませんが、この3つで僕は時間と生徒の成長を得ることができたと思います。みなさんもぜひ試してみてください。

読んでいただきありがとうございました。

学校
スポンサーリンク
シェアする
よよパパをフォローする
パパ、ちゃんとするってよ

コメント

タイトルとURLをコピーしました