いつ塾に行かせる?現役教師が考える中学生の塾の必要性

学校
スポンサーリンク

こんにちは、よよパパです。

中学校に入ると勉強が小学校と違い、グッと難しくなりますよね。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

子どもが勉強しないからテストで点が取れない…。

高校入試も控えてるから塾に行かせないと…。

周りの子が塾に行き始めて成績が伸びている…。

よよパパ
よよパパ

実際中学で塾に行き始める子はとっても多いです。タイミングや理由も様々。

でも塾に行かすとなるとお金もかなりかかるし、夜も遅くて不安…。どこに行かそう…。行っても伸びるのかな…。なんて不安もありますよね。

この記事では10年間中学校教師として働くよよパパが、様々な生徒を見て感じた「塾の効果、必要性」を書いています。

1. 塾に行くと学力は伸びるのか

まず親として気になるのは「高いお金を払って行かせて本当に塾で成績は伸びるの…?」というところだと思います。

僕の答えとしては9割の子どもは伸びる。です。もちろん統計を取ったわけではありません。しかし中学校教員として働いていて子どものテストや授業の様子を見て感じた体感です。

ではなぜ塾に行くと学力が伸びるのか、学校ではだめなのか。理由は単純。

学習時間が増えるからです。

個人差はあれど学習というものはスポーツと一緒。習ったことを反復してできるようにしていく。そしてそれを応用していく。教えてもらったから一発でできるようになるものではありません。

しかし多くの人は思うのです。学校で授業を受けていれば勉強ができるようになると。

もちろんそれが教師の授業としての究極なのかもしれません。ただ、今の学習指導要領の中身や学力偏重の高校入試を考えると「いい成績をとる」為には学校での勉強+αが必要になります(自宅学習or塾)。その観点から考えると塾で学習の量を増やすこと今よりも成績を上げたいのならば効果的であると思います。

2. 塾に行かなくても学力は伸びるのか

先ほども書いたように学力を上げるには学校での学習+αです。つまり塾に行かずに家庭で学習をしても学力は上がります。ただし塾のように親が手放しで学力が伸びるわけではありません。注意すべきことは2点。

1つ目は 集中した学習の時間が確保できているか(誘惑に負けず、しっかり量をこなしているか)

家での学習の最大の敵はやはり誘惑です。それに打ち勝ち、勉強の時間を「集中して」「しっかりと」確保する子どもの気持ちor工夫や仕組みが必要になるでしょう。そう言う意味では最近話題の「リビングでの勉強」は理にかなっており、方法の1つとしてとても良いと思います。

2つ目は 効率の良い勉強方法を確立しているか

中学で勉強が苦手な生徒の特徴は勉強の仕方をわかっていない子です。丁寧にすごい時間をかけてノートにまとめ直したり、教科書にラインマーカー引いてわかった気になったり…。勉強したことを定着させるにはインプットとアウトプットとのバランスです。特に自分で学習する時はアウトプットの量が少なくなりがちです。親が助言してあげるもよし、自分で試行錯誤させてもよし。(後者は結果が出るのに少し時間がかかるかもしれませんが…)中学3年間で自分の勉強法を確立していけば良いと思いますが、それはやはり1年からコツコツ自分で学習していく必要がありますね。

3. 塾のタイプからも考えてみる

塾にもいろいろなタイプがあります。講義型、個別型などのサイズ。予習型、復習型、自立学習型などのスタイル。行くなら行くで、子どもの特徴やニーズにあった形態を選びたいものです。

それぞれはここで紹介するよりもっと専門的なサイトがあるので割愛しますが、よよパパとしておすすめしたいのは自立学習型です。自分でやる事を決めてそれを補助してくれる(わからないところの質問に答えてくれる)ような塾ですね。

一般的な「塾」といえば講義を聞いて問題を解いて解説を聞くというパターンだと思います。でもそれでは全て受け身なんです。受け身な子と主体性を持った子、どちらに育ってほしいか?その問いで考えた時のおすすめが自立学習型なんです。自分でやる事を考えて、やってみて、考えてみて、わからなかったら質問できる。そんな環境を提供している自立学習型の塾をオススメします。

4. 学校の教師を上手に使ってみよう

費用のかかる塾を選ぶ前にまずは学校の教師を最大限に使ってみるのも1つの手です。なんてったって無料なんですから。

懇談なんかで親が「もっと先生のところに質問に行きなさい!」とか「どう勉強したらいいか聞きなさい!」なんかを子どもに言うことが多いのですが、まったくその通りで、生徒は教師を使わなすぎです。(もちろん「先生が忙しそう…」とか「放課後は部活だし、休み時間は遊びたいから」などいろいろな理由はあると思いますが)

教えることが教師の仕事なのです。バンバン聞いちゃっていいわけです。教師は教えたがりなので嫌がる人はそんなにいないはずです。(嫌がってたらそんな教師はポイしちゃってください笑)

教師に「僕頑張るんで教えてください!」と宣言することで心理学の「宣言効果」も働き、頑張る理由の1つにもなるでしょう。具体的にはわからないところの質問に行ってもいいですし、勉強のやり方のアドバイスを求めたり、勉強のスケジュールを一緒にたてるのもいいと思います。

教師は「質問しに来る子」「頑張る子」大好きですよ。

5. 判断はどんな子どもに育って欲しいか、子どもが何を望んでいるか

では塾に行くべきか、否か。その判断は、親としてはどんな子どもに育って欲しいかという観点で考えればいいと思います。

シンプルに学力を手っ取り早く上げたい、お金もそれは必要経費だと思うのならば塾に行かせるのが一番楽で効率的です。

しかし学力以外の観点から子育てを考えた時、

与えられるのではなく、自分から主体的に学習する姿勢 や 試行錯誤しながら自分の学習スタイルを模索していく創造性、粘り強さ などを得ることができるのは自宅学習でしょう。点数が上がるまでに時間がかかったり、親のうまい声かけ、忍耐が必要だとは思いますが、点数以外のものも苦労して得ることができると思います。

あとは子ども自身が何を望んでいるか。友達も行っているから行きたいのか、学校の授業だけではわからなくて不安なのか、などなど…。親の思いも伝えた上で親子で話し合うことが重要ではないでしょうか。

読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました