僕が学級崩壊をした理由

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こんにちは、よよパパです。

教育業界ではこんな言葉がありますね。「魔の11月」

子どももクラスに慣れ、だれてきて、問題が起こりやすい時期と言われています。

4、5月は様子見、6月は修学旅行や宿泊、7月は夏休みまでのスパート、9月は体育大会に向けて、10月は体育大会、そして一気に気が抜ける11月…と。何か理にかなった気の抜ける時期ですね。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

よよパパも初任の時にクラスが荒れ、11月に本格的に崩壊したよね。

よよパパ
よよパパ

そうそう、あれは辛かった…。でもあれのおかげで今があるなぁ。

この記事では当時のよよパパが何故学級崩壊をしてしまったのか。その理由と、その経験を経て10年担任をこなしてきたよよパパの学級崩壊を防ぐ教師としての心構えを紹介します。

1. 学級崩壊をした理由

①運が悪かった

玉ねぎくん
玉ねぎくん

しょっぱなから他責だなぁ…

よよパパ
よよパパ

そう思う心も大切さ。

よよパパが学級崩壊したのは中学1年。1年生は2年、3年と違ってクラス替えがギャンブルです。何せ顔すら見たことのない子どもたちですから。

なので中学の先生はご存知かもしれませんが、1年のクラスは雰囲気にばらつきがでてしまいます。しんどいクラスや、優秀すぎるクラスが生まれやすいです。そして中学に入ったことをきっかけに子ども自身も変わります。小学校でなリーダーだったはずが目立たないようにしたり、新しい友達関係で悪い方向に流れてしまったり…(もちろん逆に良くなる可能性もありますが)

そして初任の僕はそのクラス替えギャンブルでとんでもない確変を引いてしまったのです。

小学校の時に何にもなかった子が周りを悪い方に引っ張るリーダーに変わり、そこからみるみる色々な化学変化が起こり…。初任の僕に扱い易そうと先輩方が薦めてくれたクラスがフタを開けたら予想と180度違うクラスだったのです。

このようにクラス替えはフタを開けるまでどうなるかわかりません。特に1年生はなおさら。なので、初任の僕の学級崩壊の1つは「運が悪かったこと」だと思っています。

②自分の持つ教師像がブレまくっていた

まぁこれは初任者あるあるというか…。自分のタイプがわからず迷子になってたんですね。優しい先生、怖い先生、真面目な先生、みんなと遊ぶお兄ちゃん先生、いつもチャキチャキ先生などなど…色々なタイプの先生がいて、果たして自分はどれでいくべきなのか。試行錯誤して姿勢がブレブレだったんですね。昨日まで何をしても優しかった先生が、急に小さい事にも厳しく叱る…そら、生徒も混乱しますよね。

③自信がないくせに変なプライドを持っていた

学級崩壊を起こすと生徒トラブルが絶えません。その度に指導が入るわけですが、歯止めが効かず、どんどんひどくなる生徒指導をさすがに初任者にやらせてはいけないと、先輩教師が中心となって生徒指導を進めたくれました。僕は事情を聞いたり、ただその指導の場にいるだけ…。指導の最後に先輩がまとめてくれて、「よよパパ先生、最後に何か」とふってくれるのですが『さっきの先輩の言ったこととかぶるし…、うまいことなんて言えないよ…』と、その場での他の教師の目を気にして、いつも何も言いませんでした。生徒からしたら指導の場で自分の担任が何も言ってくれないのは寂しかっただろうなぁ…と今になっては思います。

④多くの業務により余裕がなかった

初任の僕は担任以外にバスケ部主顧問も担当していました。授業は16コマ。働き方のイロハがわからなかった僕は授業準備に手一杯。折を見てバスケのその日のメニューを作って…。授業準備では英語の活動を1から考えて、プリント作ったり、小テストの採点をしたり…。

よよパパ
よよパパ

今思えば本当に要領悪く働いていたと思う…

玉ねぎくん
玉ねぎくん

夜8時、9時まで残って仕事するのが当たり前だったもんね。

土日も部活で何十連勤とかしてたし。麻痺してたよね。

そんな毎日を過ごしてたらクラスに行く時間も減るし、行っても自分に余裕がないから生徒と楽しむなんてできるはずがありません。常に「疲れた、不機嫌そうな」教師だったのかもしれません。そんな奴が生徒といい関係を築けるわけありませんよね。そして問題が起こり、また自分の余裕がなくなり、授業準備にしわ寄せが…と完全に負のループなわけです。

2. 学級崩壊を乗り越えられた理由

学級崩壊って辛いですよね。子どもは言うことを聞かない。辛い思いをする子どももでる。保護者からは文句を言われ、授業すら成立しないことも。周りの教師からはどう思われているのか。迷惑かけていないか。いつ終わるのか。家に帰っても悩んで悩んで…。

ここでは僕が学級崩壊を乗り越えられた理由を紹介します。

①上司に恵まれ、頼ることができた

学年主任と生徒指導主事の先生には本当にお世話になりました。僕の尻拭いや悩み相談などたくさんのお世話をかけました。上司が助けてくれることはもちろん大切ですが、「助けを求めることができる」という事がとても大切です。責任感を感じてしまい、自分の問題…と、自分の中で溜め込んでしまうことが一番まずいです。「頼る」勇気を持ちましょう。自分にとっては大変な悩みでも実は百戦錬磨のベテラン先生ならあっさりと解決してくれるかもしれません。

②年度末まで耐えられた

とりあえず年度末まで耐えれればリセットです。生徒も4月からは新しい気持ちで次の学年を頑張りますし、友人関係も変わってきます。どうしてもその学年が嫌なら学年を変えるように管理職に打診してみる事だってできるのです。なのでまずは年度末まで耐えてみてください。次の年度はまた景色が変わっていますから。

③能天気だった

「まぁ、なんとかなるっしょ」こう考えれたのがデカいと思います。もちろん毎日こう思えたわけではありません。保護者にボロカス言われて、帰り道バイクで泣き叫びながら帰ったことも。学校嫌すぎて朝下痢が止まらなかったことも。10円ハゲができたこともあります。でも「いつか終わる」「なんとかなる」と能天気に考えられた(思い詰めすぎなかった)ことも大きかったと思います。もちろん、上司や友達、周りの支えもとても大きかったです。

3. まとめ

いかがでしたか。教師として働き、担任をやる以上「学級崩壊」のリスクはあります。どんなにスーパーな教師でもです。それを防ぐいろいろな方法はありますし、学級崩壊なんてしないに越したことはありません。しかし最初にも言ったように僕はあの1年目があったからこそ、今の自分があると思っています。今が辛くても、辛いことをただ辛いものとせず、無駄なものとせず、自分や、生徒の成長に変えていく姿勢が、「学び続けていく教師」として大切なことだと思っています。

読んでいただきありがとうございました。

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パパ、ちゃんとするってよ

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