30代男性が1年間の育休を取ってみて〜総括〜

育児
スポンサーリンク

全国の育休を取ろうか迷っている皆様こんにちは。よよパパです。

いよいよ僕の1年間の育休が終わり、この1年初めて仕事を休み、「ガッツリ」育児に関わったので、「男性が1年間の育休をとってみてわかったこと」の総括を書いていきたいと思います。それまでの関連記事も載せておくのでよければみてください。この記事が育休を取ることに迷っている男の人、そして夫に育休を取ってもらうか考えている女の人の参考になればと思います。

本記事の内容

1.育休をとってよかったこと

 ①子どもの成長をリアルタイムで見れる

 ②子どもの小さな成長に気づける

 ③家で家事育児だけをする大変さに気づける

 ④時間の余裕が生まれる

 ⑤仕事ができる奴になれる

2.育休をとってつらかったこと

 ①ストレスが溜まる

 ②収入が減る

3.育休取得に関しての雑感

 取り方、取りやすさ、取得率上昇に伴う新たな問題

4.まとめ

1.育休をとってよかったこと

①子どもの成長をリアルタイムで見れる

長い時間子どもと一緒にいれることで、「初めての」寝返り、タッチ、おしゃべりなど、たくさんの「初めて」を見ることができます。

また僕の場合はW育休だったのでそれを妻と共有することもでき、感動も2倍でした。

②子どもの小さな成長に気づける

①の成長は寝返りだったり、タッチだったり「大きな」成長でしたが、子どもは毎日そのような目に見える大きな成長までに「小さな」成長を積み重ねています。それは仕事から帰ってきての数時間ではなかなか見えない色々なところに溢れてることがわかりました。

昨日は登れなかった公園のハシゴに登れるようになってる!とか、昨日ビビってた遊具に挑戦してる!とか…

本当に小さな成長を毎日子どもってしているんだなぁ…とこの育休の毎日で感じることができました。それも日中、毎日、子どもと過ごせているからこそなのかなと思います。

③家で家事育児だけをする大変さに気づける

以前の記事にも同じようなことは書きましたが…これも育休を取らないとわからなかったことかなと思います。

そりゃ1日2日、妻がいなくてワンオペすることは前もありましたが、1日2日と1週間、1ヶ月、半年は全然違います。

まず出てくる発作としては、外の世界が恋しくなります。大人と話さずに1日を終えることは日常茶飯事です。そして人と話すことって実はストレス解消にもなってるなって実感します。

仕事もストレスや疲労は溜まるけど、同僚と話したり、気分転換できるし、何か目標に向かって毎日を頑張れますよね。育児は話すのは子どもだけ、目に見える目標なんてない。なかなか楽しいようでキツいです。気分転換してええええってなります。

そしてそこに家事が入ってくるわけです。少し目を離したらテーブルの上に乗って調味料めちゃくちゃにしてたり…、

ちょっとスーパーに行くだけ、自分の足なら片道3分とかからない道も、子ども2人いるだけであっち行ったり、こっち行ったり…で15分かかります。

玉ねぎくん
玉ねぎくん

子どもとの生活は自分のペースで生きれないからねぇ…

仕事で疲れて家に帰ってきて「ただいまー」の瞬間、嫁さんめちゃ機嫌悪い時ありますよね?「えぇ…」って前は思ってたけど、こんな日々を毎日過ごしてたらストレス溜まるわなぁ…って理解できました。

今は僕が働いて嫁さんは育休中ですが、1人で育児をしながら家事をする大変さがよーーくわかるので、朝5時に起きて洗濯と食器の片付け、掃除は僕が済ませてしまうようにしています。それをしても「働いている自分」と「家で育児をしている妻」なら僕の方が楽だろうと思ってます。

④時間の余裕が生まれる

仕事の時間的制約がないのはとってもでかい。

仕事の時間に追われながら、子どもの幼稚園や保育園の準備をして、子どもを急かして、バタバタで仕事に行く…。ハードな毎日ですよね。

仕事の時間的制約がないだけで一気に時間と心に余裕が生まれます。当たり前ですが…。幼稚園の送り迎えを落ち着いた気持ちで行う。周りの景色を子どもと見たり、帰りにぷらっと公園に寄って遊んだり…。楽しかったなぁ…。

⑤仕事ができる奴になれる

玉ねぎくん
玉ねぎくん

ん?どういうこと…?

仕事から離れて時間の余裕ができて、思考の整理ができたんだ。

これは育休が終わって働き始めてわかったことです。

1年仕事から離れることにより、思考の整理ができました。

僕はなんやかんや自分の仕事が好きなので育休中も仕事のことを考えることが多かったのですが、

時間の余裕もできたことで思考の整理ができ、

自分の教育感であったり、仕事に対する考え方、仕事のアイデアなどがバンバン思い浮かびました。

今まで忙しすぎて色々なことが脳みその中でグチャグチャになってたんだなぁ…と痛感しました。これは育休時復帰後にすごい痛感したことの1つです。

2.育休をとってつらかったこと

①ストレスが溜まる

これは先ほども書きましたが、ストレスはめちゃ溜まります。発散するチャンスもないです。夕方気づいたら「あ、今日話した人、子どもだけだ…」なんて日も。

時間があるようでない。好きなことができそうでできない。自分の都合で動けない。大人と話してガス抜きできない。外の世界と切り離されている感覚。そんな毎日が休むことなく続くわけです。

まぁよよパパ家はWで育休取ってたので話す相手はいたし、自分の時間は比較的取りやすかったけど…。これがズーーっと1人だったと思うとゾッとしますね。

②収入が減る

収入はもちろん減ります。

これに関しては以前の記事で書いているので具体的な数字はそちらを参考にしてもらえればと思います。

収入が減るということは自由に使えるお金が減るということで…

よよパパのお小遣いはなんと3ヶ月1万円でした…!!

だれ
だれ

ささ、さささ3ヶ月で1マン…っっっっ!!!!!

普段働いていたら使う暇や機会ってあんまりないけど、育休中はいろんなところにお出かけするから誘惑だらけ…!まぁむしろこれに打ち克つメンタルを身につけられたのかもしれない…そう思うしかない…!

3.育休取得に関しての雑感

取り方

取り方は管理職や上司に伝えるだけですね。面倒な作業はほとんど必要なかったです。書類をちょっと書いたくらいかな。一応「離任」という扱いでしたので離任式にも出席する予定になってました(しませんでしたが)。

取りやすさ

よよパパ
よよパパ

みんなが気になるのはここだよね

玉ねぎくん
玉ねぎくん

男性の育休が話題になってきたとはいえ…取りにくそうだなぁ

取ったら仕事がなくなる…とか昇進に影響が…とかはない職業柄なので僕はそこはあまり気になりませんでした。

しかし人事的に周りの人や生徒に極力迷惑のかからないタイミングで取ることができたのはラッキーでした。

ただ、育児休暇も労働者としての1つの権利ですので、あまり細かいことは気にしなくてもいいかなっと僕は思います(現実はそうもいかないでしょうが…)。

僕も周りで取っている人は今までいなかったので不安や心配はありました。

ただ誰かが最初の一歩を踏み出す事で、次の人も育休を取りやすくなるし、人生で1回あるかないかのチャンス。今までなかなか遊べなかった分、子どもと遊ぶチャンス!と思って思い切って取ってみました。

管理職は快く受け入れてくれましたが、やはり人事の事もあるので伝えるのは早めがいいと思います。それこそ子どもが産まれたタイミングとか。

取ってみて感じた問題

今は男性も育休を積極的に取ろう!みたいな流れがありますが、

実際取ってみて「その穴埋めは誰がするの?人足りる?」という問題を目の当たりにしました。

教員も今は人がかなり足りていません。僕が休暇を取ったことでその補充を管理職は要求し、実際に人は来てくれました。

ただ、育休を取る人が増えていってそこの補充をしきれるとは今の教育現場を見ているととても思えません。それは一般企業でも同じかもしれません。取得に伴う人員の確保、確保できなければ現場にしわ寄せがいってしまう…。それは男性の育休が普及していく上で大きな課題になっていくのかなと感じました。

よよパパ
よよパパ

育休などの権利をどんどん使って男性が子育てに関与していくのはいいことだけど、それを埋めるためのシステムがいまいち整ってないなあ…

4.まとめ

いかがでしたか。もちろん育休を取る前、取ってからも大変だったことはありました。

しかしやはり取ってよかったと心から思えます。

働きながら1年の長期休みを取ることなんてなかなか出来ることではありません。また子どもの「子ども時代」はその時にしかありません。その「瞬間」を「1年」を家族みんなで過ごせたことは仕事では絶対に変え難い財産になりました。

取得にあたって色々な障壁があると思いますが、自分のためにも、子どものためにも、家族のためにも、勇気を持って取得してみることを僕はお薦めします。

読んでいただきありがとうございました。

育児
スポンサーリンク
シェアする
よよパパをフォローする
パパ、ちゃんとするってよ

コメント

タイトルとURLをコピーしました